[お話を伺った方]
左から:事業推進室 川辺 敏晃室長、管理グループ 山内 寿十グループリーダー

導入効果
既存設備と連携し、IoTプラットフォーム「SORACOM」を活用したシステムフォレストのIoTシステムを導入。
既存設備に取り付けたセンサーから取得したデータを、システムフォレストが提供するIoT通信機器に集約し、SORACOMプラットフォームにデータを送信する事で、データの蓄積並びにリアルタイムの可視化が可能になりました。
また、製品の品質保持に欠かすことができない庫内の温度変化の管理には、異常時にLINEへ異常が即座に通知される事と、管理画面にて一覧で表示確認できる事により、迅速な対応が可能となり品質低下の未然防止につながりました。
1.データ確認の物理的・時間的障壁の解決
導入前は、社内にある管理モニターを見に行かなければ温度の確認ができませんでしたが、IoTシステムを導入したことで、手元のスマートフォンで「いつでも・どこでも」全ての保管設備庫内の確認が可能になり、初動の指示などが迅速に対応できるようになりました。
2.データ分析の効率化
温度データをクラウド上でグラフィカルに表現することで、保管設備庫内の状態が直感的にわかりやすくなり、ひと目で全ての庫内の状態を確認する事が可能になりました。
3.通報機能の最適化
導入前は、保管設備庫内の異常の際はメールにて通知を行っていたため、気づきにくく見逃してしまうこともありました。
今回のIoTシステムの導入で、LINEへの異常通知を行うことにより、より即時性が向上し見逃しがなくなりました。また、LINEという普段から親しみのあるコミュニケーションツールを活用することで、システムの存在が「身近な存在」となりました。