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Salesforce Tips 「商談 完了予定日の先延ばし回数をチェックしよう」

Salesforce Tips 「商談 完了予定日の先延ばし回数をチェックしよう」

今回は、営業マネージャーなら助けになるはずのこんなシーンを想定してのブログとなります。
営業マネージャーが部下の商談を管理している中で、完了予定日が先延ばしになるということは良くある事と思います。ただここで重要なのがその回数です
1,2回ならまだしも、その回数が3回を超えてくるとなるとちょっぴり心配な商談であることが察知できます。お客さまとの関係性がそもそも良くないのか、それとも担当者レベルでは超えられない壁があり孤軍奮闘していてもがいているのか、等々。
こういう場合、営業マネージャーとしては、いち早く気づいて一緒に問題解決にあたりたいものです。

「完了予定日の先延ばしをチェック【PushCounter】」を手動で実装
今回はその気づきをくれる強い味方!「完了予定日の先延ばしをチェック【PushCounter】」を手動で実装してみたいと思います。

実装の概略は以下の通り至ってシンプルです。

  1. 商談のカスタム項目で 商談完了予定日が先延ばしされた数をカウントするための pushCounter を作成
  2. 完了予定日が先日付に変更となってかつ、来月以降の月が指定されていたら PushCounterを +1 する自動更新機能を作成
  3. 未成立商談でかつ、PushCounterが3を超えている商談をリストアップするレポート/ダッシュボード作成

やることはたったこれだけです。 さあ、はじめましょう!

◆設定方法

1.商談にカスタム項目「PushCounter」の作成

① カスタム項目の作成
設定 > ビルド > カスタマイズ > 商談 > 項目 より、カスタム項目を以下のとおり作成します。
ラベル名 Push Counter
データ型 数値(2,0)
API名 PushCounter
※ラベル名、API名は任意で結構です。
② ページレイアウトへの配置
設定 > ビルド > カスタマイズ > 商談 > ページレイアウト より表示したいページレイアウトに対して①で作成した項目を表示します。
こんな感じで配置できればOKです。

15-12-21_1

2.完了予定日が翌月以降に先延ばしされたら+1カウントアップする設定

①商談オブジェクトへのワークフロールール設定
設定 > ビルド > 作成 > ワークフローと承認申請 > ワークフロールール より、新規ルールを以下のとおり作成し、保存します。

15-12-21_2

<条件文>

②作成したルールに ワークフローアクションを割り当てる
ルール名をクリックし、ワークフローアクションを割り当てましょう。

15-12-21_3

開いた画面のワークフローアクションセクションから「編集ボタン」をクリック

15-12-21_4

新規項目自動更新 を選択し、以下の通り設定します。

15-12-21_5

<条件文>
"IF( ISNULL( PushCounter__c ), 1, PushCounter__c +1 )"

※初期状態は 空白(NULL)なのでその場合のみ1を設定。それ以外は+1ということです。

③ワークフロールールの有効化

最後に「有効化ボタン」をクリックしてワークフローを有効化して完了です。

15-12-21_6

※有効化されているときは、「無効化」ボタンが表示されます。

◆確認

さてうまく動くか確認してみましょう。 任意の商談を開いてみて、完了予定日を翌月に変更して保存です。

15-12-21_7

無事 PushCounterが +1 されて 2になっています。

こちらで先送り商談の回数を検知できるようになりました。 細かいことをいうと、作成したPushCounterは編集可能状態となっているので プロファイル毎に参照のみにページレイアウトで設定したり、同月内でも順延したら +1とみなすなど各企業によっていろいろルールがあると思います。 そのあたりは各ルール条件を自由に修正しながら試してみてください。

レポートについても触れませんでしたが、以下のように制限値を超えたら赤で表示する、 ダッシュボードを定期的に配信するなど運用で工夫すると異常値により気づきやすくなり、より優れた商談における部下との情報共有に繋がることでしょう。

15-12-21_10

今回はワークフロールールで実装しましたが、プロセスビルダーでも勿論 実装可能です。チャレンジしてみたい方はぜひそちらにも応用して見てください。
今後も普段使いで活かせるTips紹介していく予定です。お楽しみに。

※この機能はAppExchangeからもインストール可能です。
・Opportunity Push Counter (単体機能)
https://appexchange.salesforce.com/listingDetail?listingId=a0N30000001wqueEAA
・今日からはじめるサクセスダッシュボード (一つの機能として同梱)
https://appexchangejpzzsf.kosoku2015.jp/listingDetail?listingId=a0N30000003GHEMEA4

(上記AppExchangeアプリケーションをインストールされている場合は、ページレイアウトにPushCounterを表示すればOK)

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