
今回は、製造業のお客様におけるSlack導入を通じた変革事例についてご紹介いたします。
Slack導入前は、IT化の遅れが社内外のコミュニケーションや企業文化に影響し、 新たなアイデアが生まれにくく、意思決定が遅れがちな企業体質が事業の成長の障壁になっていました。
Slackを導入したことで、組織全体での情報共有が促進され、社員一人ひとりが主体的にDXを推進できる体質へと変革。
特に、意思決定スピードが4倍に向上し、顧客課題の解決も大幅に加速するなど、企業成長を支える基盤となっています。
Slack導入前の状況
“ IT化の遅れが社内外のコミュニケーション、企業文化、売上に影響 ”
IT環境の整備と活用の浸透の遅れ
・社内、お客様とのやり取りの中心は電話、FAX、紙面
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・社員の情報共有意識が低く、部門間交流・連携なども少ない
・情報がないことから「判断しない」という判断が定着
・経営層からは現場の状況の把握がしづらい、時間がかかる
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・新たなアイデアが生まれにくく、意思決定が遅れがちな企業体質が事業の成長の障壁に

導入に際してのお取り組みのポイント
改革その① Slack導入方針(経営層の意志)
「自分たちで考えて、能動的に行動できる組織」を目指し、全社員で導入 “ まずはやってみる!” Slack導入 3つの狙い
- 現場に情報を与える
- 従業員ファースト (楽しくする)
- 人と人をつなげる
改革その②導入のポイント
コミュニケーションは「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談) から「ザッソウ」(雑談・相談) へ
- 報告の作成に時間をかけない、連絡が遅くなったり、相談がしづらい状況から脱却する
- アイデアを否定せず、心理的な安全性を確保する中で部門内、拠点間、階層を超えたコミュニケーションを活性化
- リアクション文字などの活用で、「楽しいと思える」「反応がしやすい・得られやすい」状況をつく
改革その③定着化のために
楽しさ、親しみやすさとともに、承認欲求を満たすことも大切にする
- 独自のリアクション文字なども有効に活用
- 社長自身も積極的に活用 (社員へのメッセージや社員の投稿への反応だけでなく、日常的な内容も発信)
- 活用と評価を連動させる → Slack上にアップされたアイデアを毎月表彰する、賞与の評価軸に活用度合いを組み込む
改革その④現場での浸透
工場でのSlack活用例
- 掲示板としての活用 → 3交代制の現場での業務連絡や引き継ぎを専用のチャンネルにて実施
- 修理依頼のデジタル化 → 紙、緊急時の口頭による申請からの脱却 (承認スピードなどの向上、漏れの防止)
- 資材発注の効率化 → QRコードも活用して在庫管理と連携 (在庫が減った資材のQRを読み込み、Slackに自動転送)
- 計画変更の円滑化 → 営業が更新した生産計画の変更情報を、Slack上で自動通知
改革その⑤その他の取り組み
組織横断でDX推進のタスクチームを編成し、現場視点の課題を次々に解決
- フレックス制の導入 → 紙の勤怠管理をデジタル化し、長時間労働の状態を正確に把握できるようになった結果導入
- 「残業パン」タスクチーム → 残業時の買い出しを、口頭確認からデジタル化 (1時間の作業が2分に大幅短縮)
変革の中でSlackが果たす主な役割の例
| 社内メディア 「楽しく」、ブログ感覚での雑談を可能にすることで 情報共有とコラボレーションが活発な社内文化を醸成 |
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| システムをつなぐ「ハブ」 Slackがハブとなり、他の様々なツールが連携して フル活用、現場の課題をどんどん解決 集合知への入口 |
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| 集合知への入口 お客様の声、各拠点、各部門の経験値やアイデアが集約し、 問題解決や業務スピードの向上に貢献 社外とのつながり |
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| 社外とのつながり Slack 専用チャンネルでお客様とのやりとりを活性化し、 新しい技術や製品の試験に一緒にチャレンジ |
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Slack導入後の変化
“ 社員一人ひとりが自ら考え、全社員がDXを推進できる体質に ”
組織全体で情報共有が進み、意思決定も加速
・1対1だったコミュニケーションは、「1対ほか」に
・やり取りの履歴を見て、「いつでも」「誰でも」会話への途中参加が可能に
・一部の社員しかアクセスできなかった情報がオープンに
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・社員が自ら情報を発信するように
・全国各地の現場から役立つ情報がシェアされるように
・「お互いのためになる情報を考えて発信し、良いものを評価しあう」という文化を醸成
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意思決定スピードは4倍に加速し、顧客の課題解決のスピードも飛躍的に向上

Slackのビジネスバリュー
Slackを導入することで以下のような効果を実現しています。
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全社の効率化
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売上向上・営業サイクル効率化
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カスタマーサクセス・顧客満足度の向上
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パートナー企業との共創
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出典:株式会社セールスフォース・ジャパンによるSlack導入企業の管理者1,629名に対するアンケート結果
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