
新しい試みは抵抗感も強い。
ただ「このままでいい」と考えたら、
企業の発展はありません
今年創業68年目を迎える地場総合設備業者・協電機工(株)(熊本市中央区本荘4丁目、藤本将行社長)。同社は、電気、給排水、空調、通信インフラ設備に加え、3年前から住宅建設事業にも着手。事業拡大に伴い、日常業務の効率化と同時に営業力強化を目指し、5年前にクラウド型顧客管理システムSalesforceを導入。その結果、工事受注に向けた設計・提案書づくりなど、それまでの紙ベースでの方法では成しえなかったスピィーディーな対応を実現。同時に一層の営業力強化ならびに仕事の効率化も実現した。地場業界が未だ模索を続ける中、同社のITを活用した仕組みづくりはいかにしてなされたのか。またその仕組みはどのようにして組織に定着していったのか。藤本将行社長に聞いた。